こんにちは。有限会社田中農場の田中里志です。
いつもありがとうございます。
9月上旬から稲刈りが始まり、10月には酒米の収穫もスタートしました。
今回は、この1年の稲作を振り返りながら、天候との闘い・新たな挑戦・そして成果についてお話しします。
春:順調なスタートとスムーズな田植え
3月から苗づくりをスタート。
4月・5月は天候にも恵まれ、田植えまでの準備がスムーズに進みました。

計画どおり、6月20日過ぎにはすべての田植えを完了。
大きなトラブルもなく、比較的スムーズな春作業となりました。

史上最速の梅雨明けと猛暑の夏
6月半ばに梅雨入りしたものの、ほとんど雨が降らないまま6月27日に梅雨明け。 これは過去最速の記録で、その後は連日の猛暑。雨もほとんど降らず、水の確保に奔走する夏となりました。
水不足との闘い:エンジンポンプ10台で乗り切る
梅雨明けと同時に川の水位がどんどん下がり、用水路の水も減少。
水系の末端の田んぼでは水が届かない状況に…。

そこで、上流から流れていく水路にポンプを設置し、水をくみ上げて再利用。
10台ほどのエンジンポンプを稼働させ、なんとかこの危機を乗り切りました。

雑草との戦いと猛暑の試練
水不足で田んぼが乾くと、普段は水田に生えない畑雑草が発生。
ドローンを使った除草剤散布で対応しましたが、それでも追いつかず…。
最終的には、人の手による「人海戦術」での草取り。
炎天下の中での作業は過酷でしたが、チーム一丸となって乗り越えました。
さらに、繁殖力の強い外来種の雑草も出現。
これまでにない課題に直面しながらも、経験として次につなげていきたいと思います。

カメムシ被害は最小限
近年問題となっている収穫量が激減してしまうカメムシも一部確認されましたが、今年は大きな被害もなく、無事収穫までたどり着くことができました。
猛暑の影響と収穫量

今年の夏は記録的な猛暑。
お米の「高温障害(白濁米)」が心配されましたが、夜間の気温がギリギリ熱帯夜に届かず、被害は最小限ですみました。
収穫量も、日照時間に恵まれたおかげで計画通り。
品質・収量ともに満足のいく結果となりました。
高温に負けないお米づくりの工夫
長年取り組んできた「土づくり」。
完熟たい肥や油かす、鶏糞などの有機肥料を活用し、深く耕すことで土の力を高めています。
これが高温障害を防ぐ大きな要因になったと感じています。
みのる式のポット育苗で、丈夫な苗を育成。
さらに「密苗」に挑戦し、苗箱の数を減らす省力化にも取り組みました。
初挑戦ということもあり、雑草対策での課題もありましたが、来年に向けた良い学びとなりました。
・乾田直播:好天に恵まれ、良好な出来栄え
・湛水直播:課題も見つかり、次に活かせる経験に
・節水型乾田直播(新技術):水が足りない田んぼで挑戦したが、極端な乾燥で生育が不十分。今後の研究課題です。
2年ぶりに復活!「天空源流こしひかり」

姫路高原・標高600mの「天空の田んぼ」で、2年ぶりにお米作りを再開!
令和5年の大雨被害を乗り越え、クラウドファンディングのご支援で復旧が完了しました。

👇綺麗に復旧が完了しました。
実際に崩れた田んぼは今年度は間に合いませんでしたが、今年は約半分の面積で栽培し、標高の高い涼しい環境で、非常にきれいなお米が収穫できました。 「天空源流こしひかり」として、2年ぶりの販売をスタートします。
来年は全面復旧を予定。より多くの天空源流米をお届けできそうです!
ご予約受付中!
9月から稲刈り、10月からこしひかりの出荷を開始。
先行予約をいただいた皆様へのお届けも順次進んでおります。

また、10月に入りまして「天空源流こしひかり」「プリンセスかおり」「もち米」の新米のご予約が始まりました! どれも田中農場こだわりの逸品で、それぞれに個性とおいしさがあります。 味わいの違いをお楽しみください。

ぜひ、この季節ならではの「新米の味」をご堪能ください。
ご予約、お待ちしております!
まとめ
水不足・猛暑・雑草との闘いと、課題の多い一年でしたが、
チームの力と日々の工夫で、無事に収穫を迎えることができました。
来年もより良いお米作りを目指して、挑戦を続けていきます。
これからも田中農場をよろしくお願いいたします!
🌾令和7年度産 天空源流こしひかり 販売中
化学肥料を使わず、姫路高原の自然の中で育った天空源流こしひかりを販売中です🌾
寒暖差が生んだ深い旨みと粘りを、ぜひお楽しみください。
