今回は、毎年恒例となっている代表・田中里志による今年のお米づくりの現状についてお伝えします。
昨年は全国的なお米不足という大変な状況でしたが、皆様の温かいご支援のおかげで無事に新米をお届けすることができました。現在、農場では令和8年度(2026年度)の米作りに向けて、スタッフ一丸となって汗を流しています。
インタビューでは、代表の田中が全国の皆様へ向けた感謝の気持ち、そして今年の米作りにかける熱い想いを語っています。私たちの米作りへの情熱が少しでも皆様に伝われば幸いです。ぜひ最後までじっくりとお読みください!
感謝、感謝の1年!お客様と直接つながる喜び
いつもお米のお買い上げ、誠にありがとうございます。特に昨年におきましては、全国的なお米不足の中、5月の予約開始から多数のご注文をいただきまして誠にありがとうございました。無事に秋の新米リリースから皆様に新米をお届けできて、本当に良い1年となりました。
昨年は新米試食会という形で、地元の鳥取、それから東京、そして初めての開催となりました大阪、この3拠点でお米をご購入いただいている皆様にもお会いすることができ、本当に素晴らしい時間になりました。ありがとうございました。

それから今年の3月には、京都伏見で開催された『伏見の酒祭』に参加してきました。
実は京都伏見には、私たちの育てる酒米『山田錦』を出荷している東山酒造さんという酒蔵さんがあるんです。その一帯の酒蔵さんが一斉に開放されるという特別なお祭りで、当日はいつも田中農場を応援してくださるお客様も一緒に参加してくださいました。

美味しいお酒を囲みながら、皆様と本当に楽しい1日を過ごさせていただきました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!
ありがたいことに、皆様から『美味しい!』という嬉しいお声ばかりをいただき、笑顔あふれる時間を過ごさせていただきました(笑)
今年もまた、秋には皆様お待ちかねの『新米試食会』を開催予定です。その前には、夏の7月下旬に『ホップ収穫体験会』を開催しますし、年が明けて3月には、また『伏見の酒祭』に皆様と一緒に楽しんで行きたいなと思っています。
そんな形で、年間を通して色々なイベントを企画していきますので、ぜひ皆様お気軽にご参加いただければありがたいです!
令和8年 米作りスタート!天候を見極め、4つのアプローチで挑む春
令和8年の米作りですが、実は去年の秋、稲刈りが終わった瞬間からすでに始まっています。
これは農場で40年来ずっと続けていることですが、まずは堆肥(たいひ)をまいて、しっかりと深く耕す『土づくり』を、秋冬から春にかけてじっくりとやってきました。そして春を迎え、本格的な田んぼの準備をして、5月のGW明けから田植えが始まっています。

6月10日現在、全体の6割ほど田植えが進捗しています。 実は、当初の計画よりは少し遅れ気味なんです。というのも、今年の4月は例年に比べて雨が多く、3日に1回ほど雨が降り、なかなか田んぼが乾きませんでした。
トラクターで田んぼの土を耕すとき、土がぬかるむほど湿っていると、泥をこねくり回して練るような状態になってしまうんです。そうなると、せっかく田植えをしても、その後の稲の生育に悪影響が出てしまいます。 だからこそ、私たちは稲にとって最高の『しっかりと乾いた状態』になるのをじっくりと待っていました。これが、計画より少し遅れた一番大きな原因です 。

ただ、ご安心ください!今年の春は比較的4月も寒い日がなかったので、苗たちは順調にすくすく育ってくれています。作業の遅れも十分に挽回可能な範囲で、日々田植えを進めながら、後半戦に入って一気に巻き返しているところです !

今年は大きく分けて『苗を植える方法2つ』と『種を直接まく方法(直播・じかまき)2つ』の、合計4つのパターンでお米作りを進めています。

乾田直播の様子

マット苗を用いた米作りの様子
なぜこのように4種類ものやり方を組み合わせるのかというと、もし1つの種類だけで進めようとすると、すべての作業を終えるまでに非常に長い時間がかかってしまうからです。
お米作りには、限られた『田植えの適期』があります。作業を4本立てに分けて分散させることで、この大切な期間内に、広い面積の田んぼすべてを順調に進めていくために、あえて4パターンに分けて進めています。
猛暑に負けない!最新ドローンの導入と「40年の土づくり」
はい、農場では一歩進んだ農業機械やアプリを積極的に活用しています。
振り返ると、6年前の2019年に皆様からクラウドファンディングという形で温かいご支援をいただき、大型ドローンとGPS付き田植え機を導入したのが始まりでした。それから今日までの間にも、自動操縦GPSトラクターや2代目の田植え機などを次々と導入してきましたが、この春、さらにGPS機能付きトラクターがもう1台仲間入りします!

ミネラル散布に農業用ドローン「DJI T20」を使っています
そして来月7月には、最新型の大型ドローンを導入することになりました。これまで使っていたものと比べると、その進化は驚くほどです。
私の体重が70kgにちょっと満たないくらいですから、まさに私自身をそのまま持ち上げられてしまうほどの、とんでもなくパワフルな大型ドローンなんですよ(笑)
これには、近年の地球温暖化と『猛暑』が深く関係しています。
ここ数年、本当に厳しい暑さが続いて平均気温が上がっていますよね。実は気温が高くなると、春に撒いた肥料を土の中の微生物が活発に食べてしまい、予定よりも早い段階で分解・消化されてしまうんです。その結果、稲の生育後半(お米の実りが決まる大事な時期)に肥料が切れてしまい、収量がなかなか伸びないという問題が頻発していました。
このピンチを解決するために、ちょうど穂が出る7月のタイミングで、改めて肥料を補う『追肥(ついひ)』を行う必要があります。
しかし、今まではエンジン付きの重い機械を背中に背負い、ブーンと音を立てながら、カンカン照りのあぜ道を歩いて撒いていました。これがもう、本当に『修行』と言いたくなるほどの過酷な重労働なんです(笑)。しかも、広い面積の田んぼすべてをこの方法でやっていくのは、体力的にもなかなか現実的ではありません。

以前まで主流だった、エンジン付き機械での過酷な手作業の様子
そこで、今回導入する大型ドローンの出番です! ドローンを使えば、あの過酷だった追肥作業が、驚くほどスピーディーに、そして『軽作業』で行えるようになります。これが、今回大型ドローンを追加導入した一番の理由です。

ドローンを用いた天然ミネラル散布の様子
こうしたIoTを活用した農業機械や、農地を管理するアプリなどは、これからも時代の変化に合わせて随時、積極的に活用していきたいと考えています 。
今年の夏も猛暑になるという気象予測が出ています。『過去最高に暑い』と言われた去年の夏をさらに超えるんじゃないかという、大変心配な予測です。
去年はとにかく雨が降らず、梅雨も最速で明けてしまい、田んぼの水が確保しづらい大変な状況が続きました。今年も同じような渇水が起こるかもしれない、いや『起こると思っておいた方がいい』と覚悟しています。
ただ、私たちは決して手をこまねいているわけではありません。備えは万全です!

エンジンポンプを使った渇水対策の様子
この強い稲なら、秋にはきっと見事な黄金色の穂をつけて、美味しい実りをもたらしてくれると信じています。あとは、私たち働く人間の方も夏に負けないよう、しっかり体力をつけて元気に稲を育てていくだけですね(笑)
ついに3年越しの全面復旧!「天空源流コシヒカリ」
そうなんです!今年、3年越しについに全面復旧となる『天空源流シリーズ こしひかり』のお話をさせてください。
このお米を育むのは、標高600メートルにある姫路地区の田んぼです。ちょうどここからも見えている、標高1,310メートルの扇ノ山(おうぎのせん)の中腹あたりに位置しています。 この田んぼには、本当に素晴らしい環境が揃っているんですよ。


実は3年前にこのお米をブランド化したのですが、なんとその初年度に台風の直撃を受け、田んぼが大崩落してしまったんです。当時は本当に目の前が真っ暗になりましたが、なんとか残った田んぼだけで細々とスタートさせました。

それが今年、3年ぶりにようやくすべての復旧工事が完了いたしました! 今年は全面復活した美しい田んぼで、しっかりと天空源流シリーズコシヒカリを育ててまいります。
本当に『感動の美味しさ』がそこにありますので、ぜひ皆様、まずは一度お試しいただけたら嬉しいです 。
令和8年産 新米予約は6月末スタート!
そして皆様、お待たせいたしました!いよいよ今年の『令和8年産 新米予約』が、6月末からスタートいたします。

今年も皆様の食卓へ、本当に美味しいお米をお届けできるよう、スタッフ一同まごころを込めて育ててまいります。お届けできる数には限りがございますので、ぜひお早めにお申し込みいただけますと幸いです。
🌾令和8年度産 新米こしひかり・きぬむすめ 予約受付中!🌾
化学肥料に頼らず、豊かな土壌と天然ミネラルで健やかに育てた田中農場自慢のお米。
令和8年度産「こしひかり」と「きぬむすめ」の先行予約が始まりました! 秋の収穫後、新米だからこその“みずみずしいツヤと豊かな香り”をいち早くご家庭へお届けできるよう、今から数量限定で確保いたします。
毎月精米したての美味しさが届く「定期便」と、飲食店様やご家庭用におトクな「業務用玄米30kg」からお選びいただけます。


