台風7号の大雨で農地が崩落…復旧支援のクラウドファンディングに取り組みました!

クラウドファンディング

2023年8月に鳥取県を襲来した台風7号により、圃場のひとつである姫路高原地区の田んぼが崩落しました。言葉を失うほどの被害でした。

そこで田中農場では、被災した農地復旧のためクラウドファンディングを開始。おかげさまで多くの方に応援をしていただき、目標達成して終了を迎えることができました。本当にありがとうございました!

この記事では、姫路高原地区の田んぼの様子や、取り組んだプロジェクトについてまとめています。

「天空源流こしひかり」の危機!台風7号による被害

過去20年で最も大きな被害が出たといわれる台風7号の大雨によって、私たちの田んぼが甚大な被害を受けました。田中農場の田んぼのうち、最も標高の高い姫路高原地区で崩落が起こったのです。

姫路高原地区では、田中農場の最高級米である「天空源流こしひかり」を栽培しています。大雨によって田んぼの約1割が崩れ落ちてしまい、水路も寸断されてしまいました。

今年は生き残った稲を収穫できましたが、水路が壊れ田んぼに水が入れられないため、来年度以降の栽培が非常に難しい状況です。

「天空源流こしひかり」とは

天空源流こしひかり(てんくうげんりゅう)は、当農場で管理している圃場のうち、最も標高の高い地区「姫路高原」(鳥取県八頭町姫路)で栽培されたお米のことをいいます。

ミネラル豊富な源流水を使用し、自然豊かな環境で育つため、しっかりとした甘み、そして強い粘りのある最高品質のお米です。

今後、この美味しいお米が栽培できなくなるのは、私たちにとって大きな損失になります。必ず田んぼを復旧させ、皆様へお届けできるようにしなければならないと感じています。

姫路高原地区の田んぼ

姫路高原地区は標高約600m。山間の気候により、昼は日当たりがよく気温が上がり、夜はぐっと冷え込みます。

昼夜の寒暖差が大きければ大きいほど、お米が甘く美味しくなるので、ここ姫路高原地区はお米作りに適した場所なのです。ところが……

姫路高原地区にある田んぼの様子です。台風の大雨によって3か所が大きく崩れ落ち、崖のようになってしまっています。

台風に負けずに生き残った稲は大切に収穫しました。ギリギリ落ちずに残ったお米も……。

復旧作業には約1億円がかかる見込みです。多くは国からの支援によって賄われますが、私有水路の復旧工事や法面・農道の復旧工事には、農家としての負担、地域の地主様の負担もあります。

復旧支援のためクラウドファンディングに取り組みました!

10月13日から11月15日まで約1カ月間、Makuakeにて農地復旧のためクラウドファンディングに取り組みました。

皆様に美味しいお米「天空源流こしひかり」をお届けできるように、また過疎化が進む地域のお米作りを今後も続けられるように、大切な田んぼを復旧させることが目的です。

目標金額は200万円に設定!国の支援による復旧工事を待っていたら、数年にわたり姫路高原地区でのお米づくりができません。そこで来年度のため、簡易的工事費用をクラウドファンディングで応援していただければと考えました。

つぎのような特別リターン品を用意し、皆様からのご支援を募ったところ……

  • 天空源流こしひかりギフトセット
  • 天空源流こしひかり定期便(3カ月・6カ月・12カ月)
  • 粘り強く落ちなかったお米入りの合格お守り
  • 現地視察+交流会

本当にありがたいことに、合計202人の方から2,199,000円のご支援をいただき、目標達成をして終了を迎えています。

リターン品も順次お届けしているところです。多くの方からご支援を受け、そして少しずつ恩返しを進められていることに感謝の気持ちでいっぱいです。

台風に負けず生き残ったお米「天空源流こしひかり」をこれからも楽しんでいただけるように、一歩ずつ前向きに取り組んでいこうと思っています。

クラウドファンディングで応援購入してくださった皆様、いつも応援してくださっている皆様、本当にありがとうございました。美味しいお米を作り続けられるように邁進していきますので、引き続き田中農場をよろしくお願いいたします。

〉〉田中農場のクラウドファンディングページはこちら

 

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