新米を味わう!令和5年度産新米試食会を開催しました【鳥取・東京】

クラウドファンディング

田中農場では、今年収穫された新米の販売を前に、一足先に楽しんでいただく「令和5年度産新米試食会」を開催しました。

この記事では、今年の米作りの振り返りをするとともに、新米試食会での様子をご紹介します。

鳥取開催

開催日 2023年9月27日(水)19:00~21:00
参加者 15名
実施場所 居酒屋しゃんしゃん亭 鳥取県鳥取市末広温泉町158-3

東京開催

開催日 2023年10月4日(水)19:00~21:00
参加者 13名
実施場所 めろう屋DEN 東京都千代田区内神田3-21-5村井ビル1階

令和5年度産新米について

今年も何とか無事に新米の収穫を終えることができました。そこで田植えから収穫まで、今年の米作りについてざっと振り返りたいと思います。

(春)

今年の春先は雨が多く降り、田植えのタイミングを見計らうのが大変でした。田植えをする前に、田んぼの土が乾いている状態で耕運する必要があります。雨降りの日が多いと、なかなかタイミングが難しいのです。とはいえ、田植えが遅れてしまうと米作りの作業全体に影響が出てしまいます。今年は新しい大型作業機を導入したので、作業効率をあげて何とか予定通りに完了させました。

(夏)

近年では通常になりつつある酷暑、熱帯夜の毎日。とくに8月に入ってからお盆になるまでは雨が全然降らず水不足で、田んぼの水管理で走り回っていました。ところが、台風では大雨に見舞われて、恵みの雨が一気に降りすぎたという印象です。育ち盛りの稲たちがストレスに負けないように、ミネラル散布をしっかりと行い、光合成を促進させていました。その結果、穂の付きも良好に……。

(秋)

今年収穫された新米は、玄米の見た目としては高温障害(白く濁る)の影響もあり、全体的に透明度が低いです。「特別栽培米こしひかり」は2等米、姫路高原地区で栽培された「天空源流こしひかり」は透明度も高く1等米になる予定です。食味は例年と変わらず高い品質を保っていると思います。新米試食会で皆さんに召し上がっていただきましたが、強い甘みのある美味しいお米だという声をたくさん聞かせてもらいました。

お米の等級とは…

お米の品質を表す基準のひとつ。お米は収穫された後、等級検査を受けます。粒の形や光沢、水分量、異物が混ざっていないかなどチェックされ、1等・2等・3等・規格外に分けられます。

新米試食会の様子~新米食べ比べをしました~

今年の新米試食会では、新米の食べ比べを行いました。この時期ならではの、新米の香り、味、食感などを味わっていただきます。

令和5年度産「天空源流こしひかり」と令和5年度産「特別栽培米こしひかり」

1つ目は、令和5年度産「天空源流こしひかり」と令和5年度産「特別栽培米こしひかり」です。

どちらも新米のこしひかりですが、栽培場所が異なります。天空源流こしひかりは、標高約600mの山間に位置する姫路高原地区で育てられたお米です。特別栽培米こしひかりは山のふもと、平地で栽培しています。

天空源流こしひかりは言わば山の上にある田んぼ。移動も栽培も大変ですが、冷たい源流を使用し、自然豊かな環境で育つので、とても美味しいお米になる可能性が高いのですね。

参加者の皆さまに感想を伺ったところ、「どちらも甘くてすごく美味しい!」とおっしゃってくださいました。みずみずしく、香りも甘みもしっかりと感じられます。

「どちらも美味しい」と言ってくださるのは生産者にとって嬉しい感想です。そこまで大きな違いが出てこなかったのは意外でした。なかには「天空源流こしひかりの方が粘りが強い」という意見も……。

令和5年度産「プリンセスかおり 」と令和4年度産「プリンセスかおり」

食べ比べの2つめは、令和5年度産「プリンセスかおり 」と令和4年度産「プリンセスかおり」です。「プリンセスかおり」はカレー専用米、ポップコーンのような香りが特徴です。

この香りは熟成されるほど、より強くなるといわれています。実際に食べてみた結果は、香りはどちらも濃厚な香ばしさが感じられました。大きく違ったのは食感です。

令和5年度産の新米は、水分量が多くもちもちとしており、噛みごたえがありました。令和4年度産は適度に水分が抜けて、粘り気が少なくパラパラッとしています。スパイスの効いたインドカレーなどに合わせるなら、さっぱりとした食感の方が美味しく食べやすいかと思います。

田中農場の酒米を使用した日本酒(東山酒造様、諏訪酒造様)をいただきながら、ワイワイと感想を話し合い、美味しくいただきました。

天空源流こしひかりの田んぼが崩壊!クラウドファンディングに挑戦します

今年の米作りで起きた、田中農場の大きな試練についてもお話をしました。

8月に襲来した台風7号によって、「天空源流こしひかり」を栽培する姫路高原地区の田んぼが崩壊したのです。

姫路高原地区の田んぼ、約1割が大雨で崩れ落ちてしまいました。生き残った稲を大切を収穫し、今年は何とか収穫を終えましたが、水路が壊れてしまっているため、現状のままでは田んぼに水を入れることができません。来年度以降、姫路高原地区で「天空源流こしひかり」を育てるのが非常に難しい状態です。

台風によってここまで甚大な被害を受けたのは、わたしたちにとっても初めての経験でした。

これからも美味しいお米を届け続けられるように、10月13日からMakuakeにてクラウドファンディングに挑戦する予定です。応援購入して下さった方には、感謝の気持ちを込めて特別なリターン品をご用意しています。

  • 合格お守り【崖っぷち粘り強く落ちなかったお米入り】(3,000円~)
  • 天空源流こしひかりギフトセット(6,000円~)
  • 天空源流こしひかり2㎏(5,000円~)
  • 現地視察BBQ【2023年12月、2024年3月開催予定】(15,000円)

詳しくはMakuakeのクラウドファンディングページにまとめています。ぜひご一読いただき、応援くださると嬉しいです。よろしくお願いいたします。

〉〉Makuakeのクラウドファンディングページをみる

まとめ

田中農場では鳥取から世界に向けて「美味しい」を届けられるように努力を続けてまいります。困難なことも多いですが、新米試食会では心温まる時間を過ごすことができました。

ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!これからも田中農場をよろしくお願いいたします。

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