この記事では、NHKあさイチで取り上げられたストレスや不安を緩和する「セロトニン」について、そして「セロトニン」を分泌する「トリプトファン」を多く含む大豆についてご紹介します!
脳内物質「セロトニン」でストレスと不安を緩和!
現在、日本人の8割がコロナ禍で不安やストレスを感じているという統計結果が出ているそうです。そんな中、心のバランスを保ってくれる神経伝達物質「セロトニン」が注目されているとのこと。心の元気と体の元気は密接につながっています。心を元気に保つためにぜひ「セロトニン」をたっぷり分泌して心身ともに健康に過ごしたいですね。
「セロトニン」の分泌には、日光を浴びる、腹筋をする、リズム運動をするなどいろいろな方法があります。そのほかに、食事でもとることが可能で、今回はこの「食事」にフォーカスしてお話をしようと思います。
「セロトニン」を分泌する「トリプトファン」を大豆でたっぷりとろう!
「セロトニン」を分泌するのには、基になる必須アミノ酸「トリプトファン」が欠かせません。トリプトファンは、たんぱく質を構成するもので、食事からしかとることができません。
トリプトファンを多く含む食品は、大豆などの豆類のほか、牛肉や豚肉などの肉類、魚、乳製品や卵などに多く含まれます。WHOによると、1日に必要な量は、体重1キログラムあたり4ミリグラム。体重50kgの人だと200mg必要という計算になります。
大豆をたっぷりとれるレシピ紹介
日本人の食生活と大豆は切っても切れない関係。昔から大豆は「畑のお肉」と呼ばれるほど、良質なたんぱく質が豊富に含まれており、日本の食卓に欠かせない存在です。
ゆで大豆100gあたり210mgの「トリプトファン」をふくみます。牛肉と比べると少ない数値ですが、カロリーを考えると大豆のほうが安心して食べられるかもしれませんね。
番組では、管理栄養士方が考案された、トリプトファンを吸収しやすいレシピを紹介されていました。 その中の大豆のレシピを2種紹介します。
大豆の和風ミネストローネ
- たまねぎ、かぼちゃは1センチ角に切る。にんにくとパセリはみじん切りにする。
- 鍋に油とにんにくを入れて弱火にかけ、香りが出たらたまねぎとかぼちゃを加えて炒める。
- 野菜に油が回ったらトマト缶を加え、少し炒めてからだし汁と蒸し大豆を加えて煮立てる。
- 7~8分煮たらみそと塩で味を整える。器に盛り、パセリを散らす。
大豆のトマトカレー
- しょうがとにんにく、たまねぎはみじん切りにする。まいたけとしめじは、いしつきを落とし、手でほぐす。
- 鍋に油を引き、弱火でしょうがとにんにくを炒める。香りが出たらたまねぎを加え、中火でたまねぎが軽く色づくまで炒める。
- まいたけ、しめじ、カレー粉を加えてしっとりするまで炒め、トマトピューレを加えて1分ほど炒める。
- 水350ミリリットルと蒸し大豆、みそ・しょうゆ・はちみつを加えて10分ほど煮る。器にごはんを盛り、できたカレーをかけてパセリを散らす。
国内生産量0.01%以下 希少な日本在来種・田中農場のもち大豆
大豆のすばらしさ、おわかりいただけたでしょうか。しかしながら、国産大豆の生産量は全体のわずか5%程度といわれており、残りの95%は海外産を使用しているのが現状です。 田中農場では、日本の土地で昔から受け継がれてきた在来品種である「もち大豆」という品種の大豆を栽培しています。
もちもちの食感や甘味やコクがあり風味豊かなのが特徴で、毎年購入するのを心待ちにしてくださるお客様も多くいらっしゃいます。
ミネラルたっぷりの田中農場の土壌で育った大豆をぜひお試しください!
こちらの記事は2020年11月6日に配信したメルマガを記事にしたものです。田中農場では毎週一度金曜日にメルマガの配信を行っています。新商品やレシピの情報、時節ネタや農場のようすなどをお送りしています。