乾燥した大豆を細かくひいた”大豆粉”。畑の肉といわれるほど栄養価が高く、小麦粉の代わりに用いられることもあります。この記事では大豆粉の作り方をまとめています。ぜひ参考に読んでみてください。
大豆粉とは
大豆粉とは、大豆を乾燥させて細かくひいた粉です。小麦粉の代わりに、グルテンフリーのお菓子作りに使われるなど注目を集めるようになってきました。
大豆粉には、大豆の栄養がまるごと凝縮されています。植物性たんぱく質、イソフラボン、ビタミン類など……。健康志向の方や糖質制限したい方におすすめです。お店によって、取り扱いのない店舗もあります。
自宅で簡単♪大豆粉の作り方
大豆粉が手に入らない場合は、ミルミキサー(またはミキサー)で作れます。基本的に大豆を機械に入れて、スイッチを押すだけです。
用意するもの
- 乾燥大豆
- ミルミキサー(またはミキサー)
作り方
- 大豆をミルミキサーの容器1/4~1/3くらいまで入れる。
- ミルミキサーのスイッチを入れて、粉状になるまで挽く。
コツとポイント
ミルミキサーには、大豆を少しずつ加えて挽くようにしましょう。容器いっぱいまで入れると、機械への負担が大きいです。大豆の皮や粗いものが残る場合は、ふるいにかけると取り除けます。
※ミキサーへ入れる量は、大豆一握りずつくらいが目安になります。容器の1/3くらいまで、上記の画像の量を参考にして下さい。
大豆粉を食べるメリット・デメリット
大豆粉は、小麦粉の代用品としていろいろなものに使えます。パン、クッキーなど普段よく食べている食品に大豆粉を使用すれば、栄養たっぷりでバランスのよい食事に近づけます。
便秘の解消・コレステロールや血圧の上昇を抑制・生活習慣病の防止・美容などの効果が期待できるとされています。糖質量を減らせるためダイエット中の方にもおすすめです。
大豆粉のメリット
- 小麦粉の代用品として使える
- 手軽にグルテンフリーにできる
- 栄養豊富
- 糖質を抑えられる
大豆粉のデメリット
- 小麦粉のような粘りが出ない
- 食感がもそもそしやすい
- 水分を吸収しやすい
大豆粉は小麦粉のような粘り気が出にくく生地がまとまりづらい、食感がもそもそしやすいといった特徴があります。大豆粉用のレシピを参考にするなど、調理の際はアレンジしてみてください。
大豆の栄養・効果については【大豆の効果】とにかくすごい!大豆の栄養と食べるメリットにまとめていますので、気になる方は読んでみてくださいね。
大豆粉のよくある質問
Q. 大豆粉・きな粉・おからパウダーの違いはなんですか?
A. 大豆粉は、基本的に生の大豆を粉にしたもの。きな粉は大豆を一度煎ってから粉にしています。おからパウダーは、煮た大豆を搾って作られたおからを乾燥させて粉末状にしたものです。大豆粉は加熱調理が必要ですが、きな粉とおからパウダーはそのまま使用できます。
Q. 大豆粉は小麦粉と比較してどれくらい糖質制限できますか?
A. 小麦粉100gあたりの糖質量は約73g、一方で大豆粉100gあたりの糖質量は約19gです。小麦粉の代わりに大豆粉を使用すれば、糖質をおよそ1/4にカットできます。
Q. 大豆粉はそのまま食べられますか?
A. 大豆粉の多くは、生の大豆から作られています。豆をはじめとした豆類には、環境から種を守るための成分が含まれていることがあります。生で食べると消化不良を起こす可能性があるので、そのまま食べるのはNG!加熱調理して食べるようにしましょう。
まとめ
大豆粉は、低糖質で大豆の栄養をまるごと摂れる優秀な粉です。作り方さえ覚えてしまえば、ご自宅でも簡単に準備できます。
気になるお味は、高野豆腐やきな粉のような、素朴な味わいです。クッキーやケーキのほか、揚げ物やお好み焼にも活用できます。いろいろなお料理に大豆粉を使ってみてください♪