この記事では「プリンセスかおり(カレー米)」が持つ、独特の香りの秘密をお伝えます!
プリンセスかおり米(カレー米)は独特のにおい?
ここ最近、田中農場でももっぱら人気のプリンセスかおり米(カレー米)。
さて、このプリンセスかおり米(カレー米)ですが、独特の匂いですね……と言われることがあります。
また、「匂いが特徴的と聞いたのですが、どんな匂いなのか教えてください」と言葉での説明を求められることもあります。
日本のお米は甘い香りがするものが多く、炊いた時の「ごはんのにおい」は、だれでも想像ができると思います。
それに比べるとプリンセスかおり米(カレー米)はたしかに独特……。
いったいどんなにおいなの?と気になる方のために、においの特徴とにおいのヒミツにせまってみました。
独特の匂いを一言で表すと「土の匂い」!
さて、独特独特と立て続けに言っていますが、いったいどんなにおいなのでしょう。
気になるプリンセスかおり米(カレー米)のにおいは、一言で言うとこうです。
炊く前は「植物の匂い」
炊飯時は「力強い土のにおい」
食べるときは「香ばしいポップコーンのにおい」
なんと、3種類のにおいが楽しめます!
炊く前は「少し特徴的な植物の匂いだな」と思われる方が多いようです。
炊いているときはまるで「雨上がりの土のようなにおい」がして、ふだんこしひかりなどのお米を炊きなれている人にとっては驚くようなにおいかもしれません。
炊きあがったあとの炊飯器を開けると不思議!「香ばしいポップコーンのにおい」が!
まるで香水のトップノート・ミドルノート・ラストノートのよう。
こんなににおいが変化するお米もめずらしいと思います。
プリンセスかおり米(カレー米)の気になるにおいの理由
さて、このように特徴的な香りをもつ「プリンセスかおり米(カレー米)」。
いったいなぜ、こんなに独特のにおいがするのでしょうか?
プリンセスかおりは、プリンセスサリーといのちの壱の交配によって生まれた新種。前者はインド種バスマティー370と日本晴の交配で生まれたサリークィーンを祖に持ち、後者はコシヒカリがルーツにある。その両種を掛け合わせることで特徴がうまく合わさり、世界的にも珍しい、もちもちして豊かな香りを持つ長粒種が誕生した。
引用:ニコニコニュース「もちもちしていて香ばしい!鳥取県がカレー専用米を開発してるって知ってました?【カレー王国・鳥取】」
もともとはインドの「バスマティー370」という品種がルーツ。
バスマティー370は、インドのお米の中でも「高級香り米」として有名です。
「バスマティー」とは、ヒンディー語で「香りの女王」という意味らしいですよ! それだけ香りが豊かということですね。
バスマティーの収穫量はインドの中でも少ないですが、米の品質が優れているため、インド国内だけでなく世界的にも高額で取り引きされるんです。さすが香りの女王さま!
気になる系譜図はこちらです。
引用:食のみやこ鳥取県
ひいおばあちゃんが香りの女王バスマティー370、そしてひいおじいちゃんは日本人になじみ深い「コシヒカリ」。
インド米の独特の香りと日本のお米のうまみがバランスよくかけ合わせられたお米、それが「プリンセスかおり米(カレー米)」なんですね。
田中農場のお米はさらに「土づくり」にこだわっている
わたしたち田中農場は、40年前から代々土づくりにこだわっています。
根を深く張ることで植物は力が強くなり、甘くおいしく育ちます。
通常の畑や田んぼで掘られる深さは15cm程度。でも、田中農場はプラウという農機をつかって倍の30cm以上掘り起こすのです。
土地深くに眠る肥沃な土壌を活かすことと、土地の呼吸を活発化させることで、より自然に近い環境で育っています。
田中農場の「プリンセスかおり米(カレー米)」から土の香りがするのは、この土づくりも起因しています。
一度食べるとくせになる「プリンセスかおり米(カレー米)」
さて、匂いのルーツに迫った今回でした。
匂いは個人の好みがありますので、もしかしたら炊く時の香りがちょっとニガテ……と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
ちなみにわたしは大好きです! 一度食べると香りがくせになってしまって、やめられなくなるおいしさです。
言葉でいっぱい説明させていただきましたが……百聞は一見に如かず! ぜひご自分の舌で「プリンセスかおり米(カレー米)」を味わってみてくださいね♪